この世には、本人はその気はないのになんかイラッとする口癖というものが存在します。
「急に冷たくされた」という経験が多い方は、言った本人は全く気づいていないけど実は周りがイラッとしてる可能性があります。
今回は、そのような口癖をランキング形式で発表しますので、ぜひご参考になさってください。
言った側の心理と言われた側の心理も解説しますので、コミュニケーションギャップの学習もできちゃいます。お得ですね。
しれっと嫌われることを未然に防ぎ、再発防止に務めましょう。
嫌いな口癖第10位|要するに

「要するに」は、話し言葉や文章で使われる表現であり、主に話のまとめや要点を強調する際に使用されます。
また、相手に理解しやすく説明するために使われることもあります。
言った側の心理
- 相手の話をわかっていると寄り添っている
- 会議などではタイムキーパー的な意味で使用される
- 相手の話の要点を伝えようとしている
言われた側の心理
- 自分が話しているのに会話をとられた
- 過程も大事なのに勝手にまとめ上げられた
- 会話を遮られた
対処法
こうして見ると大体言った側が合理的すぎるが故に起こる状況です。
悪気がないのもはっきりとわかりますね。
ただイラッとさせているのも事実なのです。
以下のような対処法があります。
- 相手の話し中には使用せず、喋っていること自体はさえぎらない
- 穏やかに「時間もアレなんでですね、」とセットで使用する
- 「要するにどういうことですか」と逆質問に変えて詰めまくる
嫌いな口癖第9位|いやー
文言通りに解釈をすると、相手の意見や提案に対して反対や疑問を表す言葉の一つです。
しかし、「いやー、マジでそうなんすよねー」と実は肯定的な使用も多いのです。
ちなみに微妙なニュアンスですが「いや、」だと否定文に繋がる傾向にあり、「いやいや、」だと「わかってるけど仕方ないんですよ」と相手にとって都合が悪い指示を出す時に使われる傾向にあります。
言った側の心理
- クッション言葉の一つとして身に染みている
- いやー、からの肯定文で相手が不満に思っている場を和ませようとしている
- ガチで否定しているケースは稀
言われた側の心理
- シンプルに否定された
- その後の意見が一緒やないかい
- (乱発されすぎると)否定しかしないじゃんこの人
対処法
やはり言った側と言われた側にギャップがありますね。
対処法として以下のようなものがあります。
- 「いやー」の後を絶対に「んマジでそうなんですよ」と肯定しまくる
- 営業スマイルで使用する
- Yeahのイントネーションで言い、帰国子女と偽る
否定はビジネスとしてはっきり伝えなきゃいけないケースもありますが、今回は肯定的なものなので、ピースフルな対応に繋げる必要があります。
嫌いな口癖第8位|まあ
「まあ」は結構複雑で言った側の心理もそんなに一致していないという問題があります。
言った側の心理
- 「まあそうよね」など早めに切り上げたい
- 「まあいいんじゃない?」など適当な対応をしている
- 「まあ」の間でアンサーを考えている
全部ベクトルが違いますが、これでもまだ一例にすぎません。
日本語言語学者が必要なレベルです。
言われた側の心理
- 適当に聞いてるんだなー
- あんまり理解されてないと思っている
- 会話を遮られた
対処法
言った側の心理は複雑ですが、言われた側の心理は「話聞けよ」がメインでそんなに複雑ではないことが挙げられます。
なので、対処法としては以下のようなことが必要です。
- 「まあ、」を「まあーー、」と伸ばすことで真剣に考えている感を出す
- トーンを落とし、深刻な顔で「まあ」と言い逆にこちらが真面目になりすぎてる感を出す
- 「まあね!」と爽やかに切り抜ける
言った側の心理が多様なだけに対処法も多様なので、イントネーションに気をつけましょう。
嫌いな口癖第7位|なんか
相手の言っていることに対して、ふんわりとした疑問を持っている時に言ってしまいがちなフレーズです。
「僕なんか」などの「なんか」とは違います。
言った側の心理
- 相手の話に対し、腑に落ちない点がある
- 自分の考えをうまく言語化できない
- 相手の意見に対し必要以上に考え込んでいる
言われた側の心理
- 上から目線と感じてしまう
- なんか嫌だ
- 自分の話を否定された気がする
対処法
- 「なんか今日暑くない?なんか」とあえて日頃から乱発して「なんか」キャラを確立させる
- 「なんか」の後に「どう思う?」と聞いて相手のターンにしてしまう
- 上から目線は常識的にやめた方がいいのでやめましょう。今すぐに。絶対に。
「なんか」も否定的な意見をどう言えばいいのか考えている時に言いがちです。
言われた側も「なんか嫌だ」と相違点があれば話し合えるレベルで溶け込んでいます。
基本のスタンスが相手に寄り添っているのなら、ニュアンスで好印象に変えられるのです。
逆に上から目線の「なんかさあ、」みたいな表現は時代的にNGです。
嫌いな口癖第6位|知らんけど
私の口癖ですね。非常に書きやすいです。語尾につきやすいです。
言った側の心理
- 相手の意見に寄り添いたいけど根拠がない
- 証拠はないので責任は持てませんよの保険として使用している
- ボケとして使ってる
言われた側の心理
- 知らないなら言わないで
- 今までの話はなんだったんだ
- 知らんのかい!
対処法
もうこれ日本の伝統芸なので仕方ないです。流行語だし。
「知らんけど」「知らんのかい」は言葉のオフィスカジュアルです。
嫌いな口癖第5位|さー(語尾)

言葉の頭の「さー」は「今から気合い入りますよ」ですが、語尾の「さー」は上記の「知らんけど」「なんか」と相乗効果を生み出してより深い不快感を与えてしまいます。
言った側の心理
- 特に何も考えてなくて本当に口癖
- あえてゆるい雰囲気作りをしている
- 逆に上から否定してマウントをとっている
言われた側の心理
- マウントとってくるやん
- 話が終わったのか続くのかわからない
- こっちは真剣なんですけど
対処法
マウントは時代的にNGですが、結構言われた側が考えすぎなことが多いです。
言う側のベースに深い意味はないのでやめられるならやめた方がいいのですが、簡単にやめられないのが口癖なので、以下に対処法を示します。
- 「マジでさー」「ほんとさー」と深刻ぶる
- 「Sir」のイントネーションに変えて従順キャラとして生きる
- 「さー」の語尾を上げ気味にして沖縄で過ごした時期があることにする
言った側に深い意味がない分対処法もテキトーでOKです。
嫌いな口癖第4位|ね(語尾)
「だよね」「ですよね」ならまだいいのですが、「ね」単体だと不快に思う方も多いようです。
不快度が高いというよりは頻度が高いせいでうざさポイントでランクインしてる気もします。
言った側の心理
- 肯定してほしい
- 会話を相手のターンに切り替えたい
- 平和に仕事のアサインをしたい
言われた側の心理
- 「ね」って言われたら肯定するしかなくなる
- 何が「ね」なのかがいまいちわからない
- ちょっとキュンとする
対処法
意味というより頻度の問題なので、言ってる側も言われた側もなんとなくな印象しか持っていません。
対処法としては、以下のようになるでしょう。
- 頻度を減らす
- 「ねっ♪」とかわいく言う
- 「ね」の趣旨を明確に伝える
会話のキャッチボールがドッヂボールにならないように気をつけたらそんなに問題にはなりません。
嫌いな口癖第3位|全く伝わらない方言
口癖というのかはよくわかりませんが、軽いようで根強い問題です。
言った側も気づいていないパターンが多いのに、日本国内でコミュニケーションの弊害が起こっているからです。
例えば、鹿児島県・宮崎県の「だからよ」なんかは本気で周りの時間が止まります。
言った側の心理
- 本当に方言だと気づいていないため心理も何もない
言われた側の心理
- 意味がわからない
- なんか怖い
- 聞き返していいのかすらわからない
対処法
心理にギャップがありすぎて対処法がなさそうに見えます。
交通網の発達により、地方文化は入り混じっているのにこの現象が起こること自体が深刻なのですが、問題視されていないことが問題です。
しかし、対処法がないように見えるものに対して対処するのがこのブログですので、しっかりと考えております。
- 基本的に敬語で話し、頻度を減らす
- 「えっこれ通じないの?」と演技をする
- 方言はギャグとして使用する
- 地元愛は捨てる
パーフェクトプランですね。
そもそもグローバライゼーションが必要なのに国内で意思疎通が取れないのなんでなん。文科省が対処しろよ。
嫌いな口癖第2位|なぁぜなぁぜ
やっぱり言う側も受け止める側ももうちょい思慮深くなる必要があります。
言った側の心理
- 冗談で使ってる
- 流行に乗ってるアピール
- トヨタのなぜなぜ分析の一環
言われた側の心理
- 流行に乗ってるアピールすんな
- うざい、嫌い
- なぁになぁに?
対処法
- 流行語に対してもうちょい敏感になる
- 「なぁぜなぁぜ」でググってみて関連検索語句(俗にいうサジェストを見てみる)
- 相手との距離感を測り言っていい間柄かそうでないかを見極める
- ビジネスで使うときは「なぜ?」と伸ばさない
もうここまでギャップの大きい言葉も珍しいのではないでしょうか。
言ってる側は「シンプルな疑問」「流行だから」「トヨタのなぜなぜ分析で原因と要因を突き止めようとしている」など意識の高低差で耳キーンです。
聞く側も「は?」となるだけなので、言い方の問題なので地方の訛りぐらいに捉えていた方が良いかもしれませんが、そうすると3位の方言に抵触します。
対処法になってない気がするのはなぁぜなぁぜ?
嫌いな口癖第1位|ChatGPTが言ってた

ChatGPTが言うなら正解でしょ?というリテラシーのない場合や、冗談の場合など様々な要因が巻き起こっています。
言った側の心理
- 冗談で言っている
- 流行りに乗っかっているアピール
- ChatGPTが常に正解を出すと思っている
冗談のパターンが多いと信じたいですが、そうもいかないのが世の中です。
言われた側の心理
- 「ChatGPTは間違った出力をする場合があるって知らないのかな」など、どこまで理解した上で言ってるのかわからない
- 流行りに乗ってるアピールうざい
- 解答が出てくるまでのチャットの流れがわからない
- GPTとは?
対処法
- スクショとってチャットの流れを見せる
- 普段からGPTモデルを使いこなして間違った答えを正す方法を知っていることを知らせておく
- プロンプトエンジニアに転職する
急に流行り出すとこんな問題も起こるんですね。
1年ぐらいはこれで不快感を感じる方もいらっしゃると思いますが、本気でGPTモデルを使いこなしていればなかなかの説得力となります。
ただし、使いすぎるとやっぱりうざいものはうざいです。
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