
世間では浸透しつつあるものの実はよくわからない言葉ってたくさんあると思います。
そこで「よくわからない略語シリーズ」と称しまして、私がネタ切れの時にめちゃくちゃ簡単に解説することにしました。
BGSとは?
BGSとは、「バック・グラウンド・ストーリー」の略で、東京ディズニーリゾートで、アトラクションやショップ、レストランに至るまで、パークの様々な施設にまつわるストーリーの事です。
BGMの物語バージョンと思えばいいですが、やっぱりよくわからない概念ですよね。
知らんけど。
例を挙げて説明します。
TDLの一例
スプラッシュマウンテンのストーリー
スプラッシュマウンテンのBGSは、ディズニー映画「南部の唄」を原作としており、チカピンヒルという山を舞台に、うさぎどんが笑いの国を探す冒険を描いています。
きつねどんとくまどんはうさぎどんにちょっかい出されすぎで、「仕返しのため滝壺に突き落とす」というよく考えたらとんでもない計画を企てています。
チカピンヒル
スプラッシュマウンテンの山自体にもBGSが設定されており、チカピンヒルと言います。
ここでは、クリッターと呼ばれる小さな動物たちが住んでおり、平和に暮らしていました。
ある日、アライグマのラケッティが密造酒を製造していたところ、蒸留器が爆発してしまいます。
この爆発でダムが決壊し、ダムが崩壊して水流ができた訳ですね。
さらっととんでもないことが描かれてますし、「南部の唄」自体も今はデリケートな感じになってます。
ホーンテッドマンションのストーリー
なんか思いのほか、ダークな話題ばかりになりそうな気がしますけど、ホーンテッドマンションいきましょうか。
ブルガマイスター
ブルガマイスターという人が、「そこ呪われてんで」という警告を無視して家族を連れて住み始めました。
その後、案の定家族は次々と不幸な出来事に巻き込まれてしまいます。
ブルガマイスターの妻は屋敷で亡くなり、ブルガマイスターの娘は狂気に陥り、ブルガマイスターの息子は家出をしてしまいます。
ブルガマイスターは家族の死に耐えきれず、自殺してしまいます。
ロナルド・スティーブン
その後、やめとけばいいのにロナルド・スティーブンという男がこのマンションを買い取ります。
不動産投資の価値が上がるとでも思ったのか、隠しカメラでも回しといて霊に出てもらってYouTubeでバズるが目的でしょうか。
こんな呪われた物件、マンション管理組合とかほぼ確でトラブル起こるので絶対嫌ですね。
そして案の定、建設中に再び不可解な事故が多発しますが1人の犠牲だけでなんとか建て直すことができました。
犠牲が出ることは前提になってます。もはや。
ロナルド・スティーブンさんも住んでから1年も経たずに死亡。
降霊術協会
いよいよやべえってなってマンションをアメリカの降霊術協会にマンションを売り、降霊術協会はマンションの一室を霊を呼び出すためのカオスの儀式の部屋として有効活用しました。
でもなんか気づいたら引き払ってます。
マスター・グレイシー
次に住んだのはマスター・グレイシーという人です。グレイシー柔術とは関係ないと思われます。多分。
マスター・グレイシーはリリアンという女性と結婚しますが、マスターはその後ニューオリンズで出会った降霊師のマダム・レオタにベタ惚れし、夜な夜なマンションに呼び出しては幽霊呼びまくってました。
なかなかのパリピですが、リリアンからしたらたまったもんじゃありません。
リリアンVSマダム・レオタ(グレイシー柔術ではありません)が勃発し、リリアンは死んじゃいました。ぴえん。
恐ろしくなったマスターは逃げようとしますが、マダム・レオタの降霊術によって屋根裏部屋に閉じ込められてしまいます。
マダム・レオタはさらに、マスター・グレイシーを水晶玉に閉じ込めようとしましたが、マスターは突如首を吊ってしてしまいます。
このことで呪文ちゃんが「誰を水晶玉に入れたらええねん」と困り、とりあえずマダム・レオタが水晶玉へと閉じ込められてしまいました。
これ、実は非公式BGSですね。
なんか誰かが作って「なんかええやん」ってなったやつです。
ドラえもんの最終回みたいなものです。
公式BGS
ただ、公式BGSは以下のようなものがあります。
1,000人の幽霊を目標(KPI)として掲げており、現状999人の幽霊がいるので、「あと1人来ねえかな」というのがメインストーリーです。呪怨みたい。
999人もいれば陽キャも隠キャもいます。
ホーンテッドマンションの陽キャ一覧
- マダム・レオタ:水晶玉の中に首だけいる人です。占いが得意です。
- 首吊りの人:のびる部屋の天井にいる人です。
- 犬連れてる人:しれっと生きてる人です。こいつが1,000人目になれば解決します。
- 肖像画の人:最初の部屋で老けていく人です。
- ゴースト・ホスト:常に喋ってるいわばMCです。役職名なので本名ではないと思います。店内放送担当で、帰り際に「足元気をつけてね」と言ってくれるナイスガイです。
色々名前忘れたけどマダム・レオタだけ覚えてるんでこいつが一番の陽キャですね。
TDSの一例
タワー・オブ・テラーのストーリー
タワー・オブ・テラーのBGSは、1912年にニューヨーク市に建てられたホテル「ホテル・ハイタワー」を舞台にしています。
ホテル・ハイタワーは、ハイタワー三世という大富豪が建てたホテルです。
ハイタワー三世は、世界中を旅して様々な遺物を収集しており、ホテル・ハイタワーにそれらを展示していました。
シリキ・ウトゥンドゥ
しかし、ある日、ハイタワー三世はコンゴで呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」を強奪し、ホテル・ハイタワーに持ち帰ります。
シリキ・ウトゥンドゥは、恐ろしい力を持つ呪いの偶像であり、ハイタワー三世がホテル・ハイタワーに持ち帰った直後、ホテルでは様々な怪奇現象が起こり始めます。
怪奇現象はエスカレートし、ついにハイタワー三世は行方不明になってしまいました。
怪奇現象はエスカレートで、ハイタワー三世が落ちたのはエレベーターであることに注意が必要です。
ニューヨーク市保存協会
タワー・オブ・テラーでは、ニューヨーク市保存協会がホテルの調査を行っており、ゲストはツアーの一員としてホテルを訪れます。
ゲストはホテルの中で様々な怪奇現象を目撃し、ホテルの謎に迫ることとなります。
フォートレス・エクスプロレーションのストーリー
今までがブラックすぎてこのチョイスです。
フォートレス・エクスプロレーションのBGSは、大航海時代を舞台にしています。
S.E.A.
フォートレス・エクスプロレーションは、探検家や科学者が集まる学会「S.E.A. (Society of Explorers and Adventures)」の活動拠点でした。
S.E.A.は、世界中の未知の地域を探検し、未知の生命を発見することを目的とした学会です。
フォートレス・エクスプロレーションには、S.E.A.のメンバーが集めた様々な遺物が展示されています。
ゲストは、フォートレス・エクスプロレーションを探索することで、S.E.A.の活動と、彼らが探検した世界を知ることができます。
S.E.A.の陽キャ一覧(ランキング形式)
S.E.A.にももちろん陽キャがいます。ランキング形式で発表します。
- フェルディナンド・マゼラン:世界一周を最初にした点が評価されましたが、マゼラン自体はできていない点は目を瞑ります。
- マルコ・ポーロ:西洋と東洋を繋いだ点が評価されました。
- ジェームズ・クック:太平洋を探検した人です。「クック船長」のキャッチコピーが評価されています。
- ヘンリー・モートン・スタンリー:ジャーナリスト、遭難した人(デイヴィッド・リヴィングストン)の発見、南北戦争参戦などマルチな活躍をしていますが、探検家目線で行くとこの辺りが妥当とされました。
- クリストファー・コロンブス:アメリカ大陸を発見した人物です。ドヤ顔でインドと間違えた点で評価が下がりました。これがなければ2位でした。
色々あるわよBGS
今回挙げたのはあくまで一例です。
他にも色々あるのでなんか考えてみてください。
※諸説あり
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